
メルカリの利用制限について解説します。
2017年現在において、メルカリで発生する利用制限には2つの種類があります。
1つはアカウントが停止・削除されるという状態です。
もう一つが、商品が検索にかからなくなったり上位で表示されなくなる状態を指します。
メルカリアカウント停止・削除による利用制限
メルカリアカウントの停止は、メルカリのサービス開始当初から利用制限の形として取られてきた方法です。
アカウント停止・削除によって利用制限される原因
アカウントが停止になったり削除されてしまう原因は、メルカリの規約違反となる行為をしてしまったというケースがほとんどです。
メルカリの規約は「ガイド」等で確認することができます。
別の記事で規約違反となるケースを紹介しているので、詳しくはそちらを確認していただきたいのですが、
よく見かける規約違反の例としては、出品のし過ぎによるスパム行為が挙げられます。
メルカリではたくさん出品することが商品を多くの人に見てもらうために効果がありますので、つい出品し過ぎてしまうユーザーが出てきます。
また、出品ツールを使用している場合も注意が必要になります。
その他、偽物販売や盗品の販売など、明らかにやってはいけないことをしてしまった場合も当然利用制限を受ける事になります。
例として、複数のユーザーからも出品されていたネイル関係の商品について、販売権を保有している業者からクレームが入り一網打尽になるようなこともありました。
規約はいろいろなことが書かれていますが、常識的に利用をしていれば基本は問題ありません。
出品者と購入者の双方が一般人であるフリマアプリなので、お互いに気持ちの良い取引ができるように気を遣う必要があると思います。
アカウント停止・削除になると何が制限される?
アカウントが止まってしまうと、出品を行うことができなくなります。
また、商品の購入やコメントなどのやり取りも行えなくなります。
停止直前に商品を購入してもらったので発送が必要な場合など、
取引が進行中の商品がある場合は、相手に迷惑がかかるため取引完了するまで利用することができます。
一度アカウントが止まってしまうと、メルカリでは何もできなくなってしまうと言えます。
商品が検索されない、上位表示されなくなる利用制限
では、もう一つの利用制限の形である商品が検索されない、上位表示されないとはどのような状態を指すのでしょうか。
上位表示されない・商品が検索されない利用制限とは
この利用制限は2016年末から発生するようになりました。
このタイプの利用制限を受けると、
出品した商品が商品一覧の下の方へ表示されてしまっている(上位表示されない状態)のに加え、キーワードなどで商品を検索してもヒットしない状態になってしまいます。
こうなってしまうと、いくら商品を出品してもなかなか売れず、いいね!やコメントもつかない状態になってしまいます。
アカウント停止・削除による制限とはどう違うのか
アカウント停止・削除は、当初からメルカリ側がペナルティとして行っており、はっきりした理由が述べられたうえで事務局から通告を受けます。
これに対し、検索・上位表示の利用制限は一切の通告もなく、基準は一切公表されていません。
通告がないため、自分で調べない事には制限を受けているかどうかの判断もできません。
また、アカウント停止・削除とは異なり、そのアカウントを使って商品を購入することができます。
検索・上位表示の利用制限出品行為に対する利用制限であると言えます。
上位表示されない・商品が検索されない利用制限が起きる原因とは
アカウント停止や削除が、メルカリの規約違反をしたことにより発生するのに対し、
検索・上位表示の利用制限は何が原因で発生するのか正確にわかっていません。
有力なものとしてはアカウントの利用状況をみられているという考え方が主流になります。
その中でも1日に出品する商品の数が一定の件数を超えると制限を受けるようになる可能性が高いです。
これが5件なのか、10件なのか、具体的な件数についてははっきりしていませんが、
これまでの経験上、できるだけ出品件数を抑えることで長期間にわたり上位表示される状態を維持できることが分かっています。
基準はアカウントごとに異なる可能性がありますので、
出品数を少な目に再出品を行い、様子を見ながら調整していくのが良いと思います。
まとめ
以上のように、現在のメルカリには2種類の利用制限が存在します。
1つは従来のアカウント停止による利用制限です。
これは規約やガイドにも基準が説明されていているので、どんなことをすると制限を受けるかある程度予測できます。
停止期間中は出品はもちろん、購入やコメントなどが制限されて何もできない状態になります。
無期限停止になってしまった場合は、その後の復帰見込みは0%に近いです。
2つ目が2016年12月から発生しだした商品表示位置による利用制限です。
制限される基準について、アカウント停止とは異なりメルカリ事務局から詳しい説明が行われない状態が続いています。
そのため、どんなことをすると制限を受けるかはっきり分かっておらず、ほとんどのユーザーが探り探り出品を行っている状況になっています。
商品表示位置の利用制限では出品自体は行えて、購入も問題なくできます。
また、しばらくアカウントを放置することで復帰することが有ります。
2種類の利用制限に注意しながら、皆様も安全にメルカリ販売を行ってください。