
メルカリではアカウント停止に至る基準が公表されていない事から、
予想や噂など、アカウント停止に関する様々な情報がネット上にUPされています。
また、最近では出品した商品が圏外・下位に表示される現象も発生しています。
今回はメルカリで数多く販売をしている実体験をもとに、メルカリアカウントの停止についてお話していきます。
メルカリアカウント停止・削除(垢BAN)とは
メルカリでのアカウント停止・削除(垢BAN)とはどういったものかを説明します。
メルカリアカウント停止とは
メルカリで出品や購入、コメントやり取りができなくなった状態をアカウント停止と言います。
アカウント停止中はメルカリではほとんど何もできない状態になります。
既に出品した商品も公開停止となりユーザーの目に留まることはありません。

出品した商品が公開停止中になっている様子
なお、停止時点ですでに商品が購入されていた場合など、
取引中の商品のメッセージやり取りや評価などは最後まで行うことができます。
アカウント停止になると、マイページのニュースにメルカリ事務局より通知が来ます。

マイページのニュースにきた返信
このメッセージ内で利用制限が理由とともに通達されます。

利用制限の内容と理由、期間などが通知されます。
まれに、このような通知がなくアカウント停止となることもあります。
アカウントが生きているか、止まっているかは、出品ができるかテストする事で判断することができます。
この出品テストですが、停止しているアカウントでも商品情報の記入や写真の登録などの作業は行えます。
しかし、最終的に出品ボタンを押すと・・・

アカウント停止により発生する出品エラー
このように出品することができず、アカウントが止まっていることが分かります。
メルカリアカウントの一時停止とは
メルカリのアカウント停止には
期限付き停止の場合(一時停止)と無期限停止の場合があります。
一時停止の場合は、「3時間の利用停止」などと利用できない期間が決められており、
この停止期間が過ぎれば通常通りに出品や購入を行うことができます。
停止期間中は誰かから商品を購入することや、自分の商品を購入してもらうことができず、コメントやり取りも行えません。
検討中だった商品が売り切れてしまったり、商品を売れずに販売機会ロスにもなるため痛い処分となります。
メルカリアカウントの無期限停止とは

アカウントの無期限停止を通知するメッセージ
先ほどのメルカリ事務局からのアカウント通知メッセージですが、
このケースでは無期限の停止となっています。
無期限停止の場合は出品や購入を今後そのアカウントでは行うことができません。
無期限停止の場合は事務局へ交渉をしてもアカウントが復活することはまずありません。
メルカリ事務局からのアカウント停止通達メッセージが来てしまったら内容を注意して確認しましょう。
どんなことをすると無期限停止で、一時停止で済むボーダーはどこになるのかという点が気になりますが、
メルカリ側で基準を公開していないため正確にはわかりません。
軽い規約違反や初犯の場合は期限付きで済む可能性が高いですが、
違反を繰り返した場合や偽物販売などの重篤な違反の場合は一発で無期限停止となります。
違反の検知はシステムで管理しているだけではなく、
一般ユーザーからの通報や、メルカリのスタッフが目視で判断している可能性も高いと考えています。
ある程度の案件を機械的に吸い上げ、最終的には人の目でそれまでの利用状況や警告の有無を確認され、ペナルティを決定しているかもしれません。
メルカリの下位表示・圏外問題
メルカリは2016年12月以降に商品表示システムの変更を行いました。
従来の商品表示システムの場合は商品を出品するとカテゴリーや検索結果の最上位に表示され、
他の商品が出品されることで徐々に下位に表示されるようになっていました。
ところが、現在はメルカリに商品を出品しても上位表示されない現象が発生します。
この商品はきちんと出品されており、検索結果の下の方に表示されます。
半年以上前に出品された商品よりも後ろに表示されることもあります。
こうなると、当然購入者には見つけてもらいにくくなり、
商品が売れにくくなってしまいます。
このような下位表示や圏外表示の問題はこちらの記事で紹介しています。
メルカリアカウントが停止になる原因
メルカリで定められた利用規約に違反するような行為をした場合の処分の一つがアカウント停止です。
停止原因となる、主な規約違反を紹介します。
先述しましたが、
メルカリのアカウント停止に関する基準は一切公表されていません。
そのため、全てのケースはケースバイケースで処分が異なる場合があることをご了承ください。
メルカリの規約違反とは
メルカリの利用規約はマイページ内にあるガイドというページから確認することができます。
ここで定められている利用規約に違反するとアカウント停止などの処分を受ける事になります。
規約自体にボリュームはありますが、
第8条の禁止事項や、第9条の2の出品禁止商品の項目は販売時に注意すべき内容が記述されているので、事前に一度目を通しておくと良いと思います。
規約は細かく作られていますが、
それぞれのケースを人の目で確認して実際の停止判断は行われていると思われます。
スパム行為
アカウント停止理由としてよく見られるものが「スパム行為に該当したため」というものです。
スパム行為はメルカリで禁止されている行為とされているのですが、
この言葉自体には一般的には迷惑行為の意味があり、詳細な規約ではありません。
具体的な例としてスパム行為と捉えられるものの一つが大量出品です。
特定のアカウントで短期間に大量の商品の出品を繰り返しているとスパム行為とみなされる確率が高いです。
上位表示を目的として再出品を行う際には注意が必要です。
また、ここも盲点になりますが、
大量の商品を一気に削除する事もスパム行為とみなされることが有ります。
メルカリアプリやWEB版から出品をするには1件毎に商品情報の入力が必要となるため、
通常は短期間に連続して出品するには限界があります。
しかし、メルカリへの出品ツールを使用した場合などは多数の商品を短い間隔で出品することができてしまいます。
ツールを使用しているとこの理由によりアカウント停止となるケースが多くなります。
スパム行為の禁止は出品ツールを過剰に使用する利用者への対策の意味合いがあると思われます。
出品ツールを利用する際には過度な利用とならないように意識してください。
特に出品回数や出品間隔には注意が必要です。
現在は上位表示に関する問題もあるため、目安となる出品数は多くても1日当たり50品程に収めるのがお勧めです。
直接取引の禁止
直接取引とは、出品者と購入者側でメルカリを介さずに売買を行うことを指します。
直接取引はメルカリの規約で禁止されています。

直接取引禁止の規定
出品者側としては、直接取引をするとメルカリ利用手数料(販売時に価格の10%が売上から引かれる)がかからなくて済むなどのメリットがあるため、まれに直接連絡を取ろうとするユーザーがいます。
直接取引を持ち掛けるのもNGですし、それに応じてしまってもNGです。
発覚すると両者がともにペナルティを受ける事となります。
これらは一般のユーザーによる通報や、直接取引の交渉や連絡先やりとりの書き込みなどがメルカリ運営にチェックされている可能性があります。
メルカリ側で直接取引を禁止する理由としては、
直接取引では商品未着や代金が回収できないといったトラブルが起きたり、詐欺に巻き込まれる恐れがあり、危険な行為であるからだと思われます。(手数料収入が無くなる点ももちろん理由の一つでしょう)
トラブルを避けるためにも、直接取引には関わらないようにしましょう。
停止アカウントとの紐づき
メルカリでは、一人で複数のアカウントを所持することを禁止しています。

複数アカウントの登録を禁止する文言
そのため、利用しているアカウントが他の停止アカウントと関連していると判断されたときはアカウント停止となることが有ります。
どのようにして停止アカウントとの関連性を判断しているのかについても実際には明らかにはなっていません。
出品する商品や登録している銀行口座などを見ているという説もあります。
ただ、この停止アカウントとの紐づきが原因でペナルティを受けるケースはそこまで多くないように思えます。
ネット上には停止したアカウントに登録していた銀行口座を使いまわすと紐づけによりペナルティーを受けやすい
という情報が出回っていますが、経験上このケースにより紐づけ・アカウント停止が発生したことはありません。
また、
停止したアカウントで使用していたIPアドレスや、
複数のアカウントで同じIPアドレスを使用するとペナルティを受けるのではないか、という情報もありますが、
こちらも経験上、厳密には行われていないと考えています。
WiFiを使い、家庭のインターネット環境からアクセスしているケースは相当数ありますが、
家族間でメルカリユーザーのアカウントが紐づけれたといった情報はありません。