
2017年5月8日、メルカリの100%子会社の株式会社ソウゾウが新アプリ『メルカリ カウル』をリリースしました。
『メルカリ アッテ』と同様に、『メルカリ カウル』はメルカリの姉妹アプリとなり、本・CD・DVD/ブルーレイの取引に特化したフリマアプリとの事です。
今回は『メルカリ カウル』の使い方やメルカリとの違いなどの特徴を紹介します。
カウルの使い方!出品方法や購入方法などはメルカリと違うのか?
まずはカウルを実際にインストールして使ってみます。
カウルは本・CD・DVD/ブルーレイの取引に特化しているとの事ですが、これらはメルカリでも数多く取引が行われています。
メルカリに比べてカウルにはどのような特徴があるのかを検証します。
カウルをインストールする
今回はiOSでインストールとセットアップを進めていきます。
APPストアにてアプリのインストールを行います。検索窓に『カウル』と入力すればすぐに見つけられます。
ここで私はつまづいてしまったのですが、カウルをインストールするためにはiOSのバージョンが9.0以降である必要があります。
iOS9.0以前のバージョンのiPhone,iPadを使っている方はOSアップデートが必要です。
アプリを立ち上げる
早速インストールしたカウルを立ち上げてみます。
カウルが本・CD/DVDに特化したメルカリの姉妹アプリであることが分かりますね。
始めるをタップするとログイン画面に移ります。
メルカリがインストール済みの場合、メルカリアカウントでログインができます。
ログイン情報の入力が不要ですぐに始めることができます。
アプリのメニューを確認
カウルにログインしたら、トップに来ているメニューを確認しましょう。
ホーム
ホームでは出品された商品が新着順に表示されています。
メルカリを使ったことがあればおなじみの商品表示のシステムです。
商品が3列で表示され、表紙や価格、定価からの値下げ率が分かり易く表示されています。
ランキング
本・CD・コミック・DVD/Blue-rayの4ジャンルのランキングが表示されます。
ランキングの決まり方ですが、基準がよくわかりません。
1位の商品はたくさん出品されているという事でもなく、売り上げ順なのか、販売数が多いと上位に来るのか、データはカウル単独かメルカリを含めた総数なのか、など疑問がわいてきますので、判明次第追記します。
激安
ここでは、本・CD・コミック・DVD/Blue-rayの4ジャンルで300円に設定された商品が表示されるようです。
すべて300円で購入できる商品なので、気軽に買ってしまうユーザーも多そうです。
何度かリロードをしましたが、表示される商品が変わらないのでこちらに関しても商品の選出基準や商品の更新基準が不明です。
マイページ
マイページではアカウントの評価や出品中の商品、いいね!した商品、本棚の確認ができます。
右上の歯車マークは設定画面になり、取引履歴やガイド、お問い合わせの確認ができます。
本棚とは
本棚ですが、「持っている本・CD・DVDを登録しておき、売りたくなった時に簡単に出品できる」というものだそうです。
本棚に商品を追加する方法は、検索などを使用して商品ページに入り、右上の+マークをタップします。
本棚に追加後は「出品する」ボタンが表示され、すぐに出品できるようになります。
利用規約の特徴
まず、マイページのガイドから利用規約の確認を行いました。
基本的なルールやマナーはメルカリと同じですが、禁止されている出品物の項目が特徴的です。
本、CD、DVD以外の出品が規約で禁止とされていました。
これらの商品に特化したアプリという事で、ほかのジャンルの商品を出品は禁止されているようです。
間違って出品してしまう事があるのではないかと気になりましたが、これから紹介する独自の出品方法を使えば、誤って禁止商品を出品してしまうケースは中々起きなさそうな仕組みになっています。
カウルへ出品する
では実際にカウルへ出品を行ってみましょう。
アプリ画面下部にある「出品」ボタンをタップして始めます。
すぐにカメラが立ち上がります。
中心の枠線に商品のバーコードをかざします。
本の場合はバーコードが二つありますが、上のものをかざします。
すると、読み取った商品が照会されて画面の下に表示されますので、「商品情報入力に進む」をタップします。
このように、予め登録されている商品情報に加えて、自分の出品する商品の情報を記入していく形で出品を行います。
画像には自分で用意した画像を3枚まで添付することができます。
商品情報についてはメルカリと同じように考えて入力をすればOKです。
また、バーコードを読み取る以外にも商品の選択は可能です。
カメラが立ち上がっているときに画面右上の「タイトルから探す」をタップし、商品名などで検索して選択することができます。
以上のように、カウルではバーコード読み取りもしくはタイトル検索で、登録済みの商品の中から出品するものを選択する必要があります。
そのため、同人モノなどのオリジナル商品のように市場に流通していない商品は出品することができません。
規約で本・DVD・blu-ray以外の出品を禁止されていますが、誤って出品する恐れはほとんどなさそうです。
カウルで商品を探す
次は欲しい商品を見つけて購入する手順を紹介します。
商品を検索するには、ホーム画面上部にある検索窓をタップします。
上記の画面が現れます。
カウルには「キーワード検索」「バーコードスキャン」「カテゴリー検索」の3種類の商品検索方法があります。
キーワードで検索する
キーワードを入力すると合致する商品の一覧が表示されます。
これはメルカリと同じような感覚で利用できますね。
検索結果画面を左にスワイプすると、メルカリでの検索結果が表示されます。
バーコードを利用して商品検索する
商品のバーコードを利用して商品を検索します。
「バーコードをスキャンしてさがす」をタップします。
カメラが起動しますので、白枠内でバーコードを読み込みます。
本の場合は2つバーコードが並んでいますが、上のものを読み込みます。
読み込みが完了するとすぐに商品ページが表示されます。
※この例ではスキャンした商品は出品されていないようです。
目当ての商品ページにすぐにたどり着くことができますが、バーコードをスキャンするために手元に商品が必要になります。
カテゴリ-検索で商品を探す
カテゴリー検索を利用して商品検索をしてみます。
「漫画」→「少年」で検索を行いました。
これより細かなカテゴリー設定がないので検索結果はとても幅広くなっており、この方法で目当ての商品をみつけるのは難しいかもしれません。
漫画であれば出版社や作者などでの検索ができればもう少し使いやすいかなと思います。
特に目当てがなく、何か新しい商品を探している時などはこの幅広い検索結果はちょうど良いかもしれません。
カウルで商品を購入する
商品検索の次は購入方法を紹介します。
販売中・販売されていない商品の見分け方
メルカリでは売り切れの商品には「SOLD」マークが目立つように表示されますが、カウルでは販売されていない商品にはそういった表示がなく、分かりにくいかと思います。
これが販売中・売り切れ商品の見分け方になります。
どちらも価格が表示されているため販売しているのかと思いますが、小さな「SOLD」マークを目印に判断します。
一方で販売されている商品では価格差の○○%が表示されています。
定価からの値下げ率が20%以上の商品は、オレンジ色の%表示になるようです。
カウルの大きな特徴!「最安値で購入する」
カウルでは複数の出品者が同じ商品を出品すると、一つの出品ページにまとめて表示されます。
Amazonと同じように、ある商品を買おうとしたときに複数の出品者がいればその中から購入先を選ぶシステムです。
もちろんそれぞれ値段設定やコンディションが異なります。
「最安値で購入する」を利用することで一番安い商品を簡単に購入することができます。
右下のボタンを押すと最安値の出品者との取引が開始されます。
メルカリでは同じ商品であっても複数の出品者が複数の出品ページを作ります。
そのため、一番安い商品を購入するためには何度も検索して商品ページを何度も確認する必要があり手間になりますので、この「最安値で購入する」はカウルの大きな特徴になるのではないでしょうか。
実際の購入はメルカリで手続きする
カウルで購入するボタンを押すと、メルカリの商品ページへ飛びます。
購入の手続きはメルカリから行う仕組みとなっているためです。
メルカリで登録しているクレジットカード情報や配送先などの再入力は不要ですし、メルカリアカウントで貯めているポイントを利用して購入することができ便利です。
カウルでの購入時の注意点!「専用商品」が購入先に選択されることが有ります。
上記の画像は、カウルで「最安値で購入する」を選択した際に表示された購入先(メルカリ)です。
メルカリの購入ページでは商品タイトルに専用の表記があります。
この場合、この商品は出品者が購入希望者の誰かと交渉した上で専用商品として出品されている物である可能性があります。
購入する際はトラブルを防ぐため、商品情報やコメント欄での他者とのやり取りがあるのか等を確認することをお勧めします。
こちらはカウルの購入先選択の画面です。
出品情報はカウル上で確認ができますが、ユーザーが設定した商品タイトルは表示されません。
専用表記はタイトルに行われる場合も多く、この時点では専用商品であるかどうかは判断できないケースが発生します。
その場合はメルカリの購入手続きページで確認をする必要があります。
専用商品は、メルカリのルール上は購入しても問題はないのですが、ユーザーの間のモラルとして定着している独自ルールになります。
気持ちのよい取引となるように「最安値で購入する」を使用した場合を含めて、購入前には注意を払った方が良いと感じました。