前回まで、メルカリの使い方から副業の手段としてのメルカリを紹介してきました。
結論から言うと、副業として効率よくメルカリを活用するためにはスマホでは限界があります。
安定して利益を出すために、PCで作業できるようになるツールの導入は必須だといえます。
今回、メルポートというツールを紹介します。
長年メルカリを利用し収益をあげてきた自社の経験を落とし込み、
快適性と収益性を両立させた最強ツールに仕上がっています。
メルカリツール・メルポートを使ってできること
メルポートにはメルカリを販路として最大限活用するために必要な機能が搭載されています。
メルポートの機能は スマホで行う作業の簡略化や効率化にとどまりません。
本来の目的である「メルカリで稼ぐ」ことに向け、
「出品」「管理」「リサーチ」に対して効果的な機能を備えています。
出品機能 -ツールを使って効率よく出品-
メルカリアプリで行う出品作業とは通常、写真を撮って説明文を書き、
価格や配送方法を決めるというものです。
メルポートではこれらの基本的な出品作業がPCで行えることに加え、
スマホアプリでは絶対にできない便利な機能を備えています。
一括出品機能 -csvでたくさんの出品も効率化-
メルポートでは複数の商品の出品をまとめて行うことができます。
一括登録画面からCSVファイルをアップロードするだけです。
CSVファイルの作成は既存のフォーマットに沿って行います。
商品説明文や型番・スペックなど、これまでスマホで都度入力していた情報にコピペを使えたり、
選択式の商品状態・配送方法などはコードで入力できます。
出品する商品がまとまってきたらファイルを作成し、
メルポートからアップロードするだけになりますので
かなりの作業時間が削減が見込めます。
再出品機能 -設定した時間にツールが自動出品-
メルカリでは、新しく出品された商品から画面上部に表示され、
他の商品が追加されるたびに下へ下へと追いやられていきます。
より多くの人の目に商品が留まるためには当然、
アプリの上部で表示されているほうが有利になります。
そして、メルカリで一度出品した商品を再度上部へ表示させるためには
再び商品を出品し直す「再出品」を行う必要があります。
メルポートではこの再出品作業をボタン一つ、かつ自動で行うことができます。
この画面にある「再出品」の項目について
「再出品する」を選択しておくだけで自動的に再出品が行われます。
再出品のタイミングを設定できる
再出品には商品を売りやすくするために効果的な方法があります。
それは再出品をする時間を意識することです。
通勤通学時間や寝る前の時間など、
多くの人がスマホを使っているであろう時間を狙いましょう。
この時間に合わせて再出品を行えば、より多くの人の目に商品が留まりやすくなります。
メルポートではこの再出品を行う時間を設定できます。
このスケジュール設定画面で、「出品開始時間」に希望の時刻を入力するだけでOKです。
同時に、12時間おき、一日おきなど再出品を行う間隔も設定可能です。
この設定を行っておけば、自動的に希望の時刻に再出品が始まります。
副業としてメルカリを使うなら、
あらかじめ設定しておくだけで再出品が自動進行するこの機能は
本業の通勤時間などに影響を与えず、強力な武器になります。
スマホで同様のことをしようとすると、従来の再出品作業を行うだけで大変な上、
特定の時間に操作しなければならないため、相当な負担となります。
メルポートユーザーとスマホアプリユーザーでは再出品の活用度合いに大きな差が生まれるはずです。
自動削除 -在庫の少ない商品の空売り防止に-
再出品をおこなったら、古いほうの出品を削除しなければ出品商品一覧に残り、
同じ商品が複数出品されている、空売りの状態になります。
メルポートにはこうした商品を自動的に削除できる機能があります。
再出品の設定と同じ画面で設定ができます。
運悪く空売り状態の商品が売れてしまい、
在庫がなく発送できないといった事態を防ぐためにも
再出品の設定と同時に自動削除も設定しておきましょう。
管理機能 -取引・売上管理をツールで効率化-
出品数が多くなれば、それぞれの商品や取引状況の管理に気を配る必要が出てきます。
また、副業としてメルカリを使って稼ごうとするならば、
売り上げ・利益の目標や到達度合いを意識すべきです。
メルポートを使えばこれらの管理まで行うことができます。
出品した商品の管理 -取引が重なってもツール上で効率よく管理可能-
たくさんの商品を出品していても、
メルポートを使えば簡単に商品管理ができます。
メルポート独自の進捗度別の商品管理
購入された商品はその後の進捗状況に応じて
「支払い待ち」「発送待ち」「受け取り評価待ち」「評価待ち」といった状態に分類できます。
このような進捗状況ごとの見せ方はメルカリアプリでは行われていませんが、
数多くの商品を扱っていてもやるべきことがわかりやすくなります。
取引メッセージのやりとり
メルポートなら、取引メッセージのやり取りもPC上で行うことができます。
これが商品の管理画面の例となります。
青いフキダシをクリックすれば取引メッセージの編集画面が出ます。
ここでメッセージの記入・送信を行うことができます。
未読メッセージがある場合、「未読アイコン」が出てきます。
これもアプリ版にはない、メルポート独自の機能になります。
また、あらかじめ定型文を登録できますので、
定型文を利用して手間のかからない返答が可能になります。
発送通知の一括送信
発送通知など購入者へ通知が必要な作業も一括して行えます。
「発送待ち」の商品管理画面からまとめて発送通知を送ることができます。
納品書を出力する事もできます。
配送ラベル自動出力
発送が必要な商品の配送先をラベルとして
ワンクリックで出力することができます。
あとは、出力したラベルデータを印刷して貼り付けるだけです。
宛名の手書きやラベル作成のために情報をコピペする必要はありません。
配送ラベルの出力項目が選択でき、
商品名などを併記することも可能です。
ラベルシートをピッキングリストとして使用することもできます。

3×8のラベルシートを使い、1~24から出力開始位置を指定できます。
また、ラベルの出力開始位置を選択できるので、
使いかけのラベルシートも有効に活用できます。
やることリスト -未対応の連絡をツール上に抽出-
メルポートのやることリストは、未対応のコメント・メッセージを抽出する機能です。
出品した商品への問い合わせ、送った商品へについての問い合わせ、
これらはコメント・メッセージとして送られてきます。
やることリストをチェックしていれば出品中から販売終了まで
全段階の取引から未対応のものが抽出・表示されるので、
対応漏れが起こりにくくなります。
販売機会ロスやクレーム対策に効果的な機能です。
売上管理 -販売データを自動集計-
メルカリでの売り上げをエクセルなどを使い管理されている方もいると思います。
メルポートを使えば、販売と同時に売上管理を行うことができます。
売上データが自動的に反映されるので転記の必要もなく便利です。
あらかじめ商品の情報を出品時に登録しておき、
その情報をもとに販売状況の管理データが作成されます。
商品の登録時に一括登録用のCSVファイルのフォーマットにある
商品価格・在庫数・仕入れ価格・送料の各項目を記入しておきます。
それぞれの情報は、商品出品設定から追加や変更が可能となっています。
スケジュール設定でその月の売り上げ目標を設定します。
入力された情報は販売状況と紐づき、このような画面で確認することができます。
期間ごとに集計をすることもできます。
画面右側は販売目標の管理項目です。
目標販売額へ到達状況がわかります。
在庫状況の管理 -在庫を一目で把握可能-
個人で小売販売をするとき、在庫状況が気になりますよね。
現在どのくらいの在庫数があって、金額にするといくらになるのか。
POSシステム導入などを実施しないと中々掴みづらい情報です。
メルポートを使えば、そんな在庫管理も一目瞭然となります。
商品登録時に在庫数・仕入れ価格の情報を入力しますので、
この情報を使ってスマートに管理することができます。
販売状況とリアルタイムで連動し、特別な操作ナシで常に最新の在庫状況を把握できます。
売上申請 -ツール上から申請可能-
メルポートを使って売上申請を行うこともできます。
振込先口座を登録します。
振込申請金額を入力すると振込手数料を差し引いた振込金額が表示され、
振込を申請することができます。
複数アカウントの運用時はスマホやPCからのログインが難しくなるので
必須の機能と言えます。
調査機能 -販売に役立つデータを入手-
商品の市場価格や他のユーザーの出品物について調べることができます。
価格設定や新たな商品の仕入れに役立てることができます。
市場価格を調べる -ツール上でワンクリックで調査可能-
商品の市場価格はAmazonやモノレートを利用して調べることができます。
メルポートはこの作業をワンクリックで行うことができます。
出品中の商品一覧の画面で、商品名の下に表示されている
「Amazonで見る」「モノレートで見る」がそれぞれリンクになっています。
Amazonの例
「Amazonで見る」をクリックした場合、
このように商品名がコピーされ検索されます。
検索結果に、出品している商品が表示されています。
ワンクリックでAmazonの価格を確認することができます。
モノレートも同様に商品名が検索窓にコピーされ、検索される仕組みになっています。
出品中の他の商品を調査 -他ユーザーの出品を確認・DL可能-
他の出品者の中に、写真の特徴や出品内容から同業者だと思われる人を見つけることがあります。
そういった出品者の商品情報を見て、自らの仕入れ・販売の参考にすることができます。
〈出品管理―出品商品出力〉
から、出品者IDを入力するとその時点での出品情報を取得することができます。
出品者詳細画面URLの上記の数字9桁が出品者IDになります。
このようなエクセルのファイルとして出力されます。
出品中の全ての商品や価格などが確認できます。