中国輸入ビジネスで仕入れを行うとき、仕入れ先はもちろん中国であり、中国の販売サイトを使うことになります。
通常、日本のAmazonなどの販売サイトで仕入れたい商品を探し、同じものが中国のサイトで販売しているか確認する、という流れをとります。
このような中国輸入商品のリサーチですが、中国のサイトを検索する方法を工夫することで商品を見つけやすく、効率化することができます。
キーワード検索はシンプルで簡単な一方、外国語では難しい
普通、ネットショッピングで商品を探すときには「キーワード」を打ち込んで探す方法が取られます。「イヤホン ワイヤレス 防水」などのように商品の特徴やブランド名を使って検索して目当ての商品を探します。
この方法、日本語のサイトで仕入れをする場合には有効なのですが、海外のサイトを利用する場合は勝手が異なります。
中国輸入ビジネスでは中国語で販売されている中国のサイトを使うため、中国語に精通していなければキーワードで商品を探すことは難しいのです。
画像検索を活用すれば言葉が分からなくてもリサーチができる
こんな場合で有効なのが画像を使って検索する方法です。
ブラウザの画像検索機能を使えば、通常通りにキーワードを使って検索する替わりに商品の画像をつかって検索することができます。
中国の販売サイトであるタオバオやアリババで仕入れ、販売されている商品はオリジナル品ではないため、新たなパッケージ撮影も行われずに、中国で販売されていた時の画像をそのまま使ってAmazonで出品するケースがあります。
これらの商品は画像検索で販売元にたどり着くことができます。
中国語が分からなければ、その商品は何というカテゴリーの何という種類の商品なのかさっぱり分からないと思います。これをその都度調べることも不可能ではありませんが、仕入れの効率化という意味でも画像で検索するのがベストだといえます。
日本のAmazonやメルカリなどのサイトでリサーチして、仕入れられるか調べたい商品は画像をドラックしたり保存したりして画像検索にかけるようにしましょう。
中国輸入リサーチに使うのは香港のGoogle画像検索
Googleは世界各国で使用されており、通常私たちが利用しているのは日本版のgoogle.co.jpとなります。
日本版では日本に関連する記事や画像がヒットしやすくなるように調整されています。そのため、海外商品のリサーチでこのまま日本版Googleを使用してしまうと、目的の情報にたどり着くために遠回りになります。
ですので、海外輸入商品のリサーチをするときにはその国のGoogleを使ってみましょう。
今回のように中国輸入商品のリサーチをする場合は香港版のGoogleを使用します。
画像検索を使って中国輸入リサーチをする手順
この画像は香港版Googleの画像になります。ドメイン末尾がgoogle.co.hkになっているのが香港版Googleの証です。(日本版はgoogle.co.jpになります。)
実は中国では規制によりGoogleが利用されていません。中国版のGoogleが存在しないので、代わりにタオバオの商品画像がヒットする香港版のGoogleを使って画像検索します。
代わりといっても中国輸入商品のリサーチする上では香港版のGoogleで問題ありません。
日本のAmazonでリサーチを行い、仕入れたい商品を見つけたらその商品ページの画像を保存します。
その画像を使って香港Google画像検索にかけ、販売元がヒットするか確認してみましょう。
検索する商品の画像ですが、サムネイル画像を検索用の窓にそのままドラックアンドドロップすることができます。
その他、一旦保存した画像を使う方法もあります。
こういった作業はウィンドウを並べておくと作業しやすいですし、2つのディスプレイを準備してデュアルディスプレイにしているともっと効率が良くなります。
このように一致する画像を含むページが検索にかかります。
Amazonページがヒットしますが、これはAmazon.co.jpなので日本のAmazonとなります。同じ商品を日本のAmazonで販売しているセラーのページです。
少しページを送ると、英語表記のサイトの情報が表示されています。上の四角はイーベイの検索結果です。イーベイ仕入れをする場合にはこちらのページを見ることになります。
下の赤丸のURLはAliExpress.comとなっています。アリエクスプレスは英語サイトとはなりますが、個人で中国輸入商品を購入することができるサイトです。
このように、検索結果の言語やURLを見ながらアリババ・タオバオ・アリエクスプレスなどの中国サイトにたどり着いて、販売ページを探しましょう。
次回の記事でタオバオの画像検索機能を使ってリサーチする方法をご紹介します。