中国輸入商品の販売場所としてYahoo!ショッピングは相性が良いです。
中国輸入商品=ノーブランド品
中国輸入商品はいわゆるノーブランド品として販売することになります。
ノーブランド品とは、特定のメーカーやブランドが付いていない商品で、その分格安で取引される点に特徴があります。中国輸入商品についても、工場が生産した製品をそのまま仕入れるケースではほとんどがノーブランド品扱いとなっています。
ノーブランド品はAmazonやメルカリなど多くの媒体で販売されています。特定のブランド表記のない小物や家電製品、雑貨やコスプレ衣装などがノーブランド品の代表的な例です。
一般的に中国輸入商品ビジネスでは中国のタオバオ・アリババなどからこのようなノーブランド品を仕入れ、日本で販売するという流れを取ります。
また、工場での生産時に自社ブランドのロゴを商品に印刷するなど、既存のノーブランド品にこのような加工の工程を挟むとオリジナルの自社ブランド製品として扱われます。このように既存の商品をブランド化する方法をOEM販売などと呼びます。
こういったノーブランド品をベースにしたブランド商品もAmazonやメルカリなどで販売されていますし、一般の小売店でもノーブランド品にロゴ印刷をし、パッケージの変更を行ってオリジナル商品として販売されている物もあります。
Amazon販売時の「相乗り出品」による問題
有力な販売媒体であるAmazonではノーブランド品はどのように扱われるかを考えると、一つのノーブランド品の商品ページには「相乗り」という現象が起きます。既にある商品ページで販売している商品と同じものを仕入れて、そこに出品して販売するという方法です。
相乗りはする側から見ると手間が少なく楽な販売方法です。既にいる出品者の販売価格より低く値付けができれば売れ行きも良くなります。
ただし、相乗りされた側からすれば、自分で作成した商品ページを利用されることになります。
上位表示させるためのAmazonのSEOを研究して効果的なタイトルを付けたり、商品説明をくわしく作成したり、写真や画像を作ったりという手間がかかっている商品ページを使って、他人がもうけをだしている状態となってしまいます。
なので、ノーブランド品をAmazonで扱うときは常に相乗りが来ないかが気がかりの状態になります。
売り上げを伸ばそうと広告を打って上位表示させてアクセスを集めることができたとして、カートを取っている自分以外の出品者から購入されてしまったりすると広告費が無駄になってしまうといったケースもあります。
Amazonで相乗りを防ぐためにはOEM販売がベター
これを防ぐために、ノーブランド品ではなく自社ブランドのオリジナル商品として販売する方法があります。OEM販売するためにオリジナル商品としてブランド化して出品する事になります。
ブランド化には加工時にロゴやブランド名の名入れが必要なので、多くの工場では少数ではなくまとまった数のロットを要求されることもあります。この場合は商品発注点数が大きくなったりするため、その分在庫リスクも抱えやすくなります。
単に既製品を仕入れるより、加工分の費用が上乗せで必要になります。
Yahoo!ショッピングでは相乗りされるリスクがない
相乗りによって自分の商品ページを利用される問題は、Yahoo!ショッピングでは心配する必要がありません。
Yahoo!ショッピングでは自分の店を開くため、他者の相乗りは起こりません。
商品説明文を作りこんだり、画像を工夫したりという手間をかけた商品ページは自分の商品を売るためだけに使用されます。時間をかけてリサーチをして作り上げた商品ページも無駄になる事はありません。
ノーブランドの中国輸入商品であっても相乗りリスクなしで出品ができるので、小ロットからテスト販売から始めることもできます。テスト販売の結果を見て仕入れを増やしたり廃止を検討できるので、売れる見込みがあり一気に大量に仕入れたものの、実際には全然売れないかったというような在庫リスクを抑えつつの販売が可能になります。
また、Yahoo!ショッピングでは使った広告費は自分たちの商品の露出にのみ使用されます。広告を増やして売り上げを伸ばす戦略も取ることができます。