Amazonアカウント停止・削除(通称:垢BAN)について

ここではAmazonのアカウント停止・削除、通称『垢BAN』についてお話していきます。

何を隠そう私自身、Amazonアカウントの停止・削除の経験があります。
それも一度ではなく複数回の経験があり、
国内のみならずAmazon.com、ca、uk 各国経験してきています。
更にAmazonアカウント停止からの復活も経験しています。

そんな私の実体験を基に説明していきます。
※ここではお話できない内容もあるのでご了承下さい。

Amazonアカウント停止・削除(垢BAN)とは

そもそもAmazonアカウントの停止・削除というのはどのような状況の事を指すのでしょうか?
それぞれ同じようで違う状況だったりするので、各々説明します。

Amazonアカウント停止とは

これはAmazonの販売アカウントが停止状態になっており、商品の販売ができません。
商品の販売だけではなく、売上金も保留されてしまいます。
アカウント停止中に14日スパンの入金日が来ても指定口座に売上は入金されません。

セラーセントラルの画面では下画像のように表示されます。

絶望的な状況にも見えますが、アカウント削除に比べると望みがあります。
『停止』という状況ですので、停止が解除され販売が再開されて
売上金が入金される可能性があります。

別のページで詳しく解説しますが、Amazonに改善策をアピールすることにより
停止から復活する可能性があります。
私も復活の経験をしています。

尚、Amazonでの販売は出来ない状態になってしまいますが、
マルチチャネルサービスは利用可能です。
ですので、Amazonアカウント停止中でもFBA在庫をヤフオクなどで販売することにより
Amazon以外で売上げを受け取ることができます。

Amazonアカウント削除(閉鎖)とは

Amazonアカウント削除(閉鎖)は「停止」とは違い、文字通りアカウントが削除され
アカウント復活の見込みがありません。これが通称『垢BAN』です。
Amazon.comではサスペンド(suspend)といいます。

アカウントの状態としては、当然販売ができない状態となります。
そして売上金が90日間保留されてしまいます。
この期間中に販売商品の返品などがあればこの売上金より差し引かれていきます。

アカウント停止とは違いAmazonに対して改善策などをアピールしても
お決まりの定型文しか返答がなく復活するのは不可能に近いです。

アカウント削除になった際は下画像のメッセージが届きます。

この一言は非常に重いですよね・・・

アカウント削除になってもセラーセントラルにログインは可能です。
残った在庫状況や、ペイメント情報も確認できます。

尚、アカウント削除の状態でもマルチチャネルは利用可能です。

Amazonアカウント審査とは

停止でも削除でもなくアカウント審査という状態があります。
これはAmazonがこの出品者が健全に運営をしているか審査をしています。
この期間は最長で30日間です。
私の見解としてAmazonアカウント審査は停止・削除の一歩手前の状態です。

セラーセントラルの画面では下画像のように表示されます。


停止・削除と大きく異なるポイントとしては商品が販売できる状態という事です。
ですので、商品を出品していれば今までと同じように売れていきます。
一見何の問題もなさそうに見えますが、売上金は保留されてしまいます。
キャッシュフローがきつくなることに変わりはないので販売には注意が必要です。

Amazonアカウントが停止・削除になる原因

上記で説明したように、Amazonのアカウントが停止・削除になってしまうと
販売停止になったり、入金保留になったりと非常に大きなダメージを受けてしまいます。
ではなぜ、Amazonのアカウントが停止・削除になってしまうのでしょうか?

Amazon顧客満足指数の低下

Amazonマーケットプレイスでは顧客満足指数というものが設けられています。
アカウント健全性(アカウントヘルス)では各項目に目標数値が設定されており、
出品者はこの数値をクリアしなければなりません。


アカウント健全性は以下5項目です。
◇注文不良率
◇キャンセル率
◇ 出荷遅延率
◇ ポリシー違反
◇ 回答時間

Amazonが定めた目標数値を下回ると黄色(注意)になり、大きく下回ると赤(悪い)で表示されます。
私の経験上ですが、この中で最も重要視されているのが『出荷遅延率』です。
Amazonは出品者に対して、
本当に在庫を保有しているのか 本当に商品を発送しているのかに目を光らせています。
ですのでAmazonはFBAメインの出品者よりも自己発送メインの出品者に対しての方が
チェックが厳しい傾向にあります。

もちろんそれ以外の項目も確実にチェックされているので、
全てを0%に維持することは不可能だと思いますが目標数値以下に保ちましょう。

また、この数値が目標を下回ったらすぐにアカウントが停止される訳ではありません。
黄色、赤で表示されても悲観せずに改善に努めましょう。

これに加えて、購入者からの『評価』です。

この評価にはAmazonから目標数値は設定されていませんが、
低い評価率が高くなればなるほどリスクが高くなるので、低い評価がついた場合は
Amazon、購入者に削除依頼を出しましょう。

Amazonの規約違反

Amazonのアカウントが停止・削除される原因として規約違反があります。
ここでそれを全て説明するのは大変なので、Amazonのページでご確認ください。

Amazon マーケットプレイス参加規約
Amazonマーケットプレイス出品規約

陥りやすいものは「偽物の販売」です。
これは意図的に偽物を販売していなくても陥ってしまうので要注意です。

当たり前の話ですが、Amazonは偽物の販売に非常に厳しいです。
Amazon顧客満足指数とは比較にならないくらいこちらの方が
アカウント停止・削除に繋がる可能性が高いです。

厄介なのが、購入者の意見が絶対という事です。
購入者から偽物というクレームが入ればAmazonは偽物と判断します。
これを覆すためには、メーカー・正規代理店の請求書が必要です。
そうなると、リサイクルショップで購入した商品、買取商品、輸入品、所有していた不用品などなど
大概は正規品と証明することが出来ません。

また別のページで説明しますが、ふとした所に規約違反があるので
Amazonで販売している以上、常にリスクを背負っていることを認識しましょう。

アカウント審査になる原因

Amazonアカウントの審査が入る原因として、上記の2-1、2-2があげられます。
これ以外の原因でよくあるパターンが『売れすぎ』によるものです。
更にその中でもマーケットプレイスのアカウントを新規で作成してから90日以内だと
アカウント審査が入る確率が非常に高くなります。

この売れすぎに対する具体的な数値については分かりかねますが、
明らかに今までとは違う動きをするとチェックされます。私自身も経験しています。

2014年12月にAmazon.comでホリデーシーズンに無在庫販売を開始したところ
1日150件ペースで注文が入り続け、アカウント審査が入りました。
(まだ無在庫販売に慣れておらず、キャンセルが多かったのも原因の一つです)
それまでFBAで毎月7万ドルの売り上げを推移していましたが、それでもアカウント審査が入りました。
やはりAmazonは自己発送には厳しいようです。
ホリデーシーズンの入金保留でしたので、保留金額が1000万円を超えましたが
その時は約10日ほどで無事審査が通り、通常運転に戻りました。

2016年2月には国内Amazonのアカウントが審査になりました。
この時は新規でアカウント作成してから約2カ月の総売り上げが約1000万円でした。
全体の95%以上がFBAの販売で自己発送はほとんど利用せず、
顧客満足指数も全て良好でしたが審査が入りました。

これらの現象は私だけが体験したものではなく、私のコンサル生や起業仲間の間でも起こった現象です。

閉鎖アカウントの紐づき

Amazonアカウントの紐づき。これは非常に厄介です。

これについては他のページで詳しく説明しますが、
一度アカウントが削除されたアカウントと何かしらの情報が紐づいてしまえば、
現在運用中のアカウントが健全な状態でも問答無用でアカウントが削除されます。

下手をすると過去に一度もアカウント削除を経験していなくても
自分のアカウントが削除されてしまうリスクもあります。

Amazonマーケットプレイスで運営を行う場合は、
このアカウント紐づけに非常に神経を使わなければなりません。

Profile


名前:宮迫 宏 
1985年生まれ 鹿児島出身 神奈川県在住
起業に失敗したのをきっかけに、2011年よりインターネットビジネスを開始。2013年1月に法人化をし、それ以降物販をメインとした事業を展開しています。 2015年には物販のみで月商3000万円を達成しています。物販以外にはスクール運営やツール開発なども行っています。

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